ユーザー、セッション、ヒットの定義を理解する
まずは前回のおさらい
セッションとは、サイトに流入してから離脱するまでの一連の流れのことでした
その中でも、離脱にも大きく3種類ありましたね。
・一定時間操作をしなかったとき
・日付が変わったとき
・参照元が変わったとき
詳しくは、過去記事を参照してください!
今回のテーマはユーザー、セッション、ヒットの定義です。
これらの3つは「スコープ」と呼ばれ、GA上でのデータ粒度だという認識でOKです。
ユーザー
「ユーザー」が一番大きな粒度で、まさにユーザー一人ひとりのことを指します。
一人のユーザーが何回サイトに訪問したとしても、ユーザーの数値は「1」です。
ただし、ユーザーにも注意事項があります。
今どきの人だったら、パソコンとスマホを使い分けていますよね。
例え、同一人物だったとしても、別々のデバイスからのアクセスは、別々に集計されてしまいます。なぜならば、デバイスが違うけど、同一人物であるとGAなどの解析ツールは判別できないからです。
よくよく考えれば当たり前のことですが、ユーザーという言葉だからと言って、複数のデバイスを使い分けるユーザーは別々のユーザーになってしまうのですよ。
また、同じデバイスを使っていてChromeを使っている時とインターネットエクスプローラを使ってる時は別のユーザーとして判断してしまいます。
なので「ユーザー」というには正確には「ユニークブラウザ数」という訳です。
クロスデバイス分析
少し話は脱線しますが、最近では、本当にユーザー単位で分析しようという流れが強まってきています。カスタマーエクスペリエンス(CX)だったり、カスタマーアナリティクスという言葉が生まれているようにアクセス解析も時代と共に進化してます。
カスタムディメンションを使ってクライアントIDベースで分析したり、GAでもGoogleアカウントをデバイス間で紐づけたり(ベータ版ですが)分析の潮流はそういった流れに向かってます。
セッション
前回の記事でまさに説明したところですね。
繰り返しになりますが、サイトに訪問してから離脱するまでの一連の流れのことです。
例えば、Aさんが同じデバイスで、昨日と今日、1回ずつあなたのサイトに訪問したとします。
この場合だと、ユーザーは「1」、セッションは「2」になります。
ヒット
「ヒット」というのは最小単位の粒度になります。
例えば、ページビューが「ヒット」に定義される概念に当たります。
ヒットの場合は、イベント、PV、トランザクション様々な概念があって、それぞれをヒットとして考えます。
「セッション」が一連の流れであるのならば、「ヒット」は「セッション」を構成する要素になります。
デュエリストにしか分からない例えかもしれませんが、「セッション」がデッキならば、それを構成するカードが「ヒット」です。カードの中にもモンスターカード、マジック、トラップいろんな種類がありますよね。「ヒット」にもいろんな種類があるのです。(じゃあユーザーは、デュエリスト?)
今回のテーマはここまでです。
最後の例えが意味不明の例えかもしれませんが、ご了承ください。
あまりにも、わかりづらい!デュエリスト以外にもわかりやすい例えをしろ!と苦情が入りましたら書き直そうかなと思います。
次回以降にこれらのスコープと指標とディメンションの話を書こうと思います。
ご精読ありがとうございました。